屈むと腰が痛い・・・その原因は?
腰痛の患者さんからよく聞く言葉があります。
「前に屈むと腰が痛い…」
「治療した後は調子がいいが、しばらくすると痛みが戻ってくる…」
・立った状態で靴下を履く
・庭仕事をする
・掃除機をかけるなど家事をす
・重いものを持ち上げる
など、日常生活で避けることはできない
前に「屈む」という動作。
どうして腰が痛くなるのか?
なぜなかなか治らないのか?
その原因と、有効な対策をご紹介します!
重要な働きを持つ「ハムストリングス」
まず、身体にとって「前に屈む」というのはどのような動きなのか
詳しく見ていきましょう。
身体は、前に倒したとき、下のイラストのように、
背骨(腰椎)と一緒に身体の土台である骨盤も前に傾きます。
しかし、前に屈んで腰に痛みが出る方は、
この動きができていない場合があります。
その原因の一つとして、ハムストリングスの硬さが挙げられます。
ハムストリングスとは
太ももの裏側にある筋肉の総称で、
股関節や、膝関節の動きに関与しています。
このようにハムストリングスは
骨盤の下部(坐骨)に付着しています。
そのため、ハムストリングスが硬いと、
前屈した際ハムストリングスが伸びず、
本来前に倒れなければならない骨盤を、
後ろに引っ張ってしまうのです。
そのため、骨盤の動きの分まで
腰椎が負担をしなければならないため、
過度に負荷がかかり、
腰痛を引き起こしてしまいます。
また、この骨盤を後ろに引っ張ってしまうことが原因で、
猫背等の姿勢不良も引きおこします。
ハムストリングスの硬さセルフチェック
実際に自分のハムストリングスが硬いのかチェックしてみましょう。
□前屈した際、床と指先の間が空いている。
□前屈した際、膝に力が入り、曲がってしまう。
□腰痛もちで、姿勢が前かがみ(猫背)である。
□椅子に座ったり、立ち上がる時に腰が痛む。
□両足を伸ばして座ったとき、床とベッドの間に隙間がある。
このどれかに当てはまる場合は、
ハムストリングスの硬さが原因での腰痛になる可能性があります。
ハムストリングを柔らかくするには?
ハムストリングスを柔らかくするには、
ストレッチがとても有効的です!
ハムストリングの効果的なストレッチを紹介します!
※ストレッチのポイント
・ゆっくりと胸を張った姿勢で
・膝が曲がらないように
・腰ではなくお尻ごと前に倒す
そんなイメージで行ってください
ストレッチは
数日おこなった程度では効果が現れにくいので、
できるだけ継続して行っていきましょう!
早い方なら1か月ほどで効果を実感できますよ!
ハムストリングを柔らかくし、
腰痛を起こしにくい身体づくりをしていきましょう!
また、シビレ、激痛など、症状の重い方は
一度専門のプロに相談して、根本の原因をハッキリさせてから
あなたに合ったストレッチを行うようにして下さい。
当院でも対応しておりますので、まずはLINEでお気軽にご相談ください。
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