もしかして五十肩?自分でできるセルフチェック!
こんにちは!
元気堂整骨院・整体院の猪又です。
五十肩って誰もが1度は耳にしたことがある、
痛々しい肩の代表的な病気の一つだとみなさんご存知ですよね。
今の中高年の方、5人に1人が何かしらの肩の痛みがあると言われています。
今回は言葉だけは知っているけど実際に肩ってどのようにできているのか、
五十肩になる前にどうすればいいのかをご紹介します。
肩の構造とは!?
まず、肩ってどのようにできているのかを知っておきましょう。
上記の絵を見ると肩には、①肩甲骨や②上腕骨をはじめ、
いくつかの骨、筋肉が集まって作られています。
その中でも代表的なものが、①肩甲骨と②上腕骨をつなぐ関節です。
②上腕骨の先端は丸いボール状になっており、
お椀型をした①肩甲骨の先端とつながっています。
お椀の中でボールがグルグルと自由に動くことで、
肩は360度自由に動くことができます。
また、①肩甲骨と②上腕骨の間には③関節腔という空間に油のような液体があり、
これにより関節(骨と骨)がすり減ることなく、
肩をスムーズに動かすことができるようになっています。
肩関節の周りには三角筋、棘上筋といった肩を動かすための筋肉があります。
この筋肉が姿勢不良で上手に使えなかったり運動不足で衰えたりすることによって、
本来は十分に伸び縮みして動くはずの角度や方向が制限されてしまい、
無理に動かそうとすることで痛みや違和感が出てしまうのです。
五十肩になる原因
腕を上げる際、肩甲骨がバランスよく動くことによって
スムーズに動くのですが、筋力が衰えてきたり疲労で
筋肉が硬くなることでその動きが悪くなります。
そうなると、①肩甲骨と②上腕骨の骨と骨のぶつかり合いを繰り返します。
最初は違和感程度なのですが、腕が上げにくくなり、そのまま放置していると、
ぶつかり合いを繰り返していた部分の炎症が増して、とても強い痛みと変わります。
五十肩になりやすい人の特徴
五十肩は加齢によるものだと考えられがちですが、
生活習慣によるものが一番です。
例えば、猫背の人
長時間のデスクワーク・スマホ・読書をする人は
体の重心が前のめりで、体が歪んだ状態です。
歪むことによって肩甲骨の動きが悪くなり肩が上がる角度が
制限されるだけでなく、腕を挙げるための筋肉の使われ方まで
大きく変わってしまうのです。
そのため、日常生活のあらゆる動きで肩への負荷が大きくなり
その影響が積み重なって長い間、負担がかかることで
痛みがでることがほとんどです。
その他には不規則な睡眠、偏った食事、運動不足に
よって肩関節周りの血の巡りが悪くなることで五十肩になる人もいます。
五十肩のセルフチェック
☑服の着脱がつらい
☑最近、夜寝ていると肩が痛くなる
☑痛みが長続きしている
☑両方の腕を背中に回せない
☑寝返りをうつと痛い
☑反対の肩に手を乗せれない
☑横から腕が上がらない
☑急に肩が上がらなくなった
こちらの動画でセルフチェックしてみてください。
1つでも当てはまるようであれば、五十肩の可能性がありますので是非チェックされてみて下さい。
どう予防したらいいの?
五十肩になってしまうと、半年から1年程で自然に治ると言われていますが、
放置することで肩が動かしにくくなる後遺症が残ることがあります。
痛い思いをする前に、まずは予防することから
しっかりと取り組んでいきましょう。
今回、ご紹介するのは肩を動きやすくすることを
目的とした肩甲骨周りをほぐしていくストレッチです。
これにより、肩、肩甲骨の動く範囲が広がり、
肩まわりの筋肉をしっかりと働かせることができます。
それでは実際にやってみましょう。
最後に
まずは、上記のストレッチを試してみてください。
肩が動かなくなってしまう前に無理のない範囲で
毎日コツコツ続けることが大切です。
もし、ストレッチができないぐらい痛い、
セルフチェックで五十肩かもと感じたら、
当院のような専門院、整形外科、整骨院などにできるだけ
早くご相談していただいてはと思います。